職業の紹介 - 林業

更新日: 2026/5/10

このページでは、林業の資格で働ける職種、仕事内容、必要な日本語能力、技能試験、現在の労働者数など、職業選択の参考となる情報を提供しています。

1. この分野の仕事とは
1-1 背景

林業分野は、森林の整備、木の伐採、搬出などを行う人材を受け入れるために、2024年に特定技能へ追加された分野です。森林作業は屋外で行われ、機械、刃物、斜面、重量物を扱うため、安全衛生の理解が特に重要です。

1-2 特定技能で働く人の人数

出入国在留管理庁は、特定技能在留外国人数を定期的に集計・公開しています。2024年に追加された新しい分野は、制度開始から時間が短いため、在留者数はまだ少ない状況です。

2025年12月末時点で、特定技能1号「林業」で働く人は0人です。林業は2024年に追加された新しい分野です。2025年12月末時点の特定技能1号在留外国人数は0人で、制度上は受け入れ対象ですが、在留者数としてはまだ確認されていません。2026年度の国内試験日程は公表されています。

特定技能は2019年に始まった制度です。自動車運送業、鉄道、林業、木材産業は2024年に追加された分野のため、今後の試験実施、受け入れ企業の準備、在留資格申請の増加により、人数が変化していく可能性があります。

source : 出入国在留管理庁(https://www.moj.go.jp/isa/policies/ssw/nyuukokukanri07_00215.html)

1-3 技能実習と特定技能の違い

外国人労働者を受け入れる制度として、技能実習制度特定技能制度がありますが、その目的と特徴は異なります。

技能実習制度は、日本で技術や技能を学び、帰国後に母国の発展へ役立てることを目的とした制度です。原則として転職は認められず、期間も決められています。なお、技能実習制度は育成就労制度へ移行する予定ですが、移行期間中は既存制度の扱いも確認が必要です。

特定技能制度は、日本国内で人手不足が大きい分野に、一定の技能と日本語能力を持つ外国人を即戦力として受け入れる制度です。特定技能1号では通算5年まで働くことができ、同じ分野・業務区分内など条件を満たす場合は転職も可能です。

2024年に追加された自動車運送業、鉄道、林業、木材産業は、現時点では特定技能1号の対象です。特定技能2号は対象外のため、長期就労を考える場合は制度変更や他の在留資格の条件も確認してください。

2. 仕事内容

2-1 主な業務内容

特定技能「林業」では、育林素材生産森林作業に付随する業務に関わります。現場では、作業手順、安全確認、機械や道具の扱いを理解して働く必要があります。

林業でできる主な仕事

  • 育林

    苗木の植付け、下刈り、枝打ち、間伐など、森林を育てるための作業です。

  • 素材生産

    立木の伐採、造材、集材、搬出など、木材を生産するための作業です。

  • 森林作業に付随する業務

    作業道の整備、資材運搬、機械や道具の点検、安全確認など、林業作業に必要な関連業務です。

業務の詳細や受け入れ条件は、担当省庁・試験実施機関の最新情報を確認してください。

source : 公式情報(https://ringyou-gino.org/specific/)

2-2 業務区分ごとの違い

林業では、育林、素材生産、森林作業に付随する業務を行います。育林は植付け、下刈り、枝打ち、間伐など、素材生産は伐採、造材、集材、搬出などです。

2-3 仕事で必要になる知識・日本語

林業では、刃物、チェーンソー、林業機械、斜面、伐採方向、退避、安全装備、合図などの知識と日本語が重要です。危険作業が多いため、安全確認と作業手順の理解が特に必要です。

3. 働き方・給与

3-1 給与・手取りの見方

この分野で働く特定技能外国人の分野別平均賃金は、公開統計だけでは十分に確認できない場合があります。給与は、業務区分、地域、勤務時間、夜勤・残業、経験、資格によって変わります。求人を見るときは、基本給だけでなく、手取りの目安、残業代、寮費、社会保険、交通費を確認してください。

上記の給与額は、統計上の平均支給額や求人条件の目安であり、実際の手取り額ではありません。手取りは、税金、社会保険料、寮費、食費、残業代、夜勤手当、交通費などで変わります。特定技能では、同じ仕事をする日本人と同等以上の報酬であることが必要です。

3-2 勤務時間・勤務地・シフト

林業は山林での屋外作業が中心です。天候、斜面、足場、現場までの移動時間によって働き方が変わります。作業服、安全靴、ヘルメット、防護具、送迎、寮の有無を確認してください。

3-3 求人票で確認すること

応募前に、月給だけでなく、実際の仕事内容、勤務時間、休日、残業代、夜勤手当、寮費、食費、社会保険、交通費、資格取得支援、在留資格申請を誰が進めるか、登録支援機関の名前を確認してください。

求人では、伐採作業の有無、チェーンソーや機械を使うか、安全教育、防護具の支給、現場までの移動、寮、天候による休業時の賃金を確認してください。

4. 必要な試験・資格について

4-1 この分野で必要な試験

林業で特定技能1号として働くには、日本語試験と林業技能測定試験に合格する必要があります。

特定技能1号として働くには、原則として日本語試験と分野別の技能評価試験に合格する必要があります。日本語試験は、JLPT N4以上またはJFT-Basic A2以上が対象です。介護分野では、これに加えて介護日本語評価試験も必要です。技能実習2号を良好に修了した人は、分野や作業内容によって試験が免除される場合があります。

4-2 技能評価試験

林業技能測定試験は、林業分野で働くために必要な知識と技能を確認する試験です。試験日程、受験案内、受験申請書、合格発表は林業技能向上センターなどの公式情報で確認します。

5. 次にすること

5-1 学習・会社探し・申請へ進む

仕事内容と必要な試験を確認したら、次は試験勉強、会社探し、在留資格申請の流れを確認してください。試験に合格しても、会社との雇用契約や在留資格申請が必要です。